第15話 兄の友達と(4月12日)

夜の7時台の時間帯を調べたら、42分の電車で帰る事にした。

この時間なら全く混んでないので1時間程は駅の中でゆっくりしようかなと思っていた所だった。

さんすて岡山の2階にあるセブンイレブンおみやげ街道に行って、マウントレーニアのカフェラテを買って、和菓子屋(源吉兆庵等が入ってる)の傍の待合所に行って飲んで休憩をしようと思っていた。

それから暫くしてから15分後、「もしかしてゆうちゃんの妹??」と私を呼ぶ声が聞こえた。

「覚えてないかな??めぐがオレの父が監督を務めてる笠岡ファルコンズを裕ちゃんが誘ってくれたのを――」

「もしかして稲葉基央くんですか??」

「よく覚えてるね。」

「あれから何してるんですか??」

「大阪の本社の出版会社の出張が終わって、明日から此処(岡山駅周辺)で仕事をする事になったんだ」

兄の小さい頃からの友達の基央くんは、名探偵コナンに出てくる関西弁の男子高校生の服部平次くんに似ていて、今でも優しい感じの人だった。

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