第2話 実際のゲーム配信者としての活動風景

本格的にゲームの配信者としての活動を始めたのは、それまでに投稿していた実況動画の再生回数が全然伸びない現状を打破できたらという思いで始めました。


皆さんは「ゲーム配信」と聞いて何を思い浮かべますか?オンラインで皆で遊べるものだったり、何かを創造していくものだったり、はたまた育成を楽しんだりと、色々あるかと思います。


たくさんあるゲーム中で私が配信活動をしていくと決めたタイトルは「MHWIB(モンスターハンターワールド、アイスボーン)」でした。思いっきりアクションRPGの狩ゲームですね。私はMH4から本格的にプレイしていたのですが、1人で狩りを楽しめるほどの技術が無かったので、専らマルチプレイばかりしていました。しかも愛用武器はMH4で新武器として実装された操虫棍です。MHライズサンブレイクに至る今でも操虫棍です。操虫棍以外持てない操虫棍Loveです。


初めての配信は、MHWでのフリー探索でした。先に述べた通り、私はプレイが上手なわけでもなく寧ろ下手な方で、操虫棍の扱いも我流だった為、様子見も兼ねて最初の配信は雑談メインの探索配信でした。


雑談メインと言いましても、初めての配信で視聴者も0人なわけです。その状態でもおしゃべりを1人で続けられるスキルは初めから持ち合わせていたので、人が居ようが居まいが延々と喋っていました。


そしたら、ポツポツと視聴者数が増えてきたんです。と言っても1桁を抜ける事はできませんでしたが。それに自分が女という事もあり、男性が多く見に来てくださった印象が強かったのを覚えています。


「初見です!」「はじめまして!」


そんなコメントを見た時はめちゃくちゃ嬉しかったのを今でも覚えています。リアルでは人見知りコミュ障な私ですが、ネットの世界ではお互い顔を見ることもないので堂々と振る舞えたんですね。


「はじめまして!見に来て下さりありがとうございます!!」


私も初めての配信で人が来てくれたのが嬉しくて、元気よく挨拶したのを覚えています。元々おしゃべり好きでもあるので、そこからは見に来てくれた方々と雑談しながらの初配信となりました。ゲーム配信をしている訳ですから、話の内容は主にゲームの事が多かったです。自己紹介も兼ねて自分のお話しもしたかもしれません。



ここからは視聴者さんも交えての「参加型配信」での活動風景をお話しします。


MHWIB(略してモンハン)は、狩猟ゲームなので、もちろんマルチプレイもできるわけです。最大人数4人でチームを組んで、クエストを受注して狩りに行く!強いモンスターを倒して強い装備を作って更に強敵に挑戦する!みたいな感じなのです。各々得意な武器があって好きなモンスターもいて、色んなスタイルのハンターさんが居て、きちんとルールを決めて守って遊んだらとても楽しいのです。


さて、そんな参加型に視聴者の方々は何を求めて遊びに来てくださるのか?目的は様々でした。


モンスターとの戦いでの私のリアクションを楽しむ人、一緒に狩りをして楽しむ人、おしゃべりを楽しむ人、ただプレイを観戦するだけの人、他にも様々な方がいたかもしれません。


私はありがたい事に、視聴者には恵まれている方でした。固定で遊びに来てくださる方がいたり、初見でも一緒にマルチプレイで遊んでくれたりといった感じでした。


参加型では一緒に狩りに行きたい人を募ってプレイするのですが、人数が多いと順番制にしてクエストに参加してもらっていました。しかし、その管理もなかなか大変でした。


参加するにあたっての守るべきルールの共有、配信でのコメントくれる名前とハンターネームが違う人の把握だったり、誰がどのクエストに行きたいとか、何回一緒クエスト行ったから次は誰と交代してもらうとか、メモを取りながらトークも切れる事が無いように配信していました。今になって思えば、相当な体力が必要だったなと感じます。


参加型配信を続けていると、視聴者や参加者がある程度一定の人たちで固定されてきました。その中でモデレーター(コメントの管理や参加者への声掛け、ルール違反者への注意などをして下さるまとめ役的な存在)をして下さる方が出てきました。配信主が女だとコメント欄での自由過ぎる発言なども稀にあったりするので、そういう者に対しての抑止力にもなったのでとてもありがたかったです。


配信者としての活動風景を大まかにお伝えしてきましたが、この章はこれにて終わりです。

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