大理石の上で

すく

いち

慣れ親しんだ土地。


歩き慣れたこの道。


それがまるで全く知らないところに来たみたいだ。


視界に映る景色一つ一つが


シャッターに刻まれた一枚の写真のように感じる


もしかしたら僕は真っ暗な闇の中にいて


一枚一枚絵でも見せられているのかな。


にしてもよくできた絵だ。

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