閑話休題:登場人物紹介
物語が半分くらい進んだので、世界観の説明を含めた登場人物紹介です。書きすぎるとネタバレになるので慎重に(笑)。
読み飛ばし可です。
◎
滋賀県大津市にある桜谷集落で育った惟神。物心ついたころから周囲の大人に特別扱いされて育った。同じ集落にいる子供との扱いの違いに戸惑い、崇められるほどに窮屈になる生活が嫌だった。直日神とは仲良し。故に悪態を吐いたり甘えたりする。大勢に囲まれながらも孤独を感じていた直桜の唯一の友人だった。
反魂儀呪という反社に下った集落の人間を捜すという名目で関東の大学へ。卒業後も計画続行のため関東地方に残る算段だった。集落に戻ると、生神として特別視されるので、帰りたくない。
性格は超マイペース。頭の回転が速いので、相手の言葉を先読みして会話する癖がある。自分の感情には割と素直。興味がある人間以外は記憶に残らないタイプ。集落にいた時に世話をしてくれていたお姉さんが腐女子だったせいで、そっち系の知識が少しだけある。
護と出会って虚勢を張らなくて良くなった直桜の話し方が今後どんどん丸くなる感じも読んでもらえたら嬉しいです。本来は素直で真っ直ぐな可愛い子です。
エッチに関しては感度良し妄想力高めだからイきやすいんだろう、多分。
◎
京都府京都市右京区嵯峨出身。墓守の鬼の一族の末裔。穢れとして忌み嫌われ、差別される幼少期を過ごす。高校に進学した頃から身分を隠すが、関係者には苗字で気付かれてしまい、差別される生活は変わらなかった。
13課の班長・
几帳面で真面目な性格故に、嘘が苦手。なので、言いずらいことは黙り込んでしまうか、逃げてしまう。他者からの言葉や態度に傷付いて生きてきたせいで、自分が傷つける側になるのが怖い。女性を愛して子供ができた時、自分と同じ想いをさせるのが怖いと考えているうちに、気が付いたら男しか愛せなくなっていた。
直桜は自分の言葉などに影響されそうにない性格に見えたので安心できると思っていたが、最近は護の言葉で感情を変えるので、戸惑いながらも可愛いと感じている。
タチネコリバな護さんですが、直桜とはタチ。ネコな護さんも可愛いです。リバカプだけど基本は護がタチ。
※一応、ダブル主人公仕立てです。
◎
桜谷集落を追放された元惟神の家柄。追放後は関東に居住区を移した。枉津日神を盗まれたのは、ほとんど事故であり、追放は名目上、集落の家格の高い家を関東地方に置くための処置だった。集落の長(桜谷家)とは随時連絡を取っている。
直桜を13課に巻き込んだのは清人の独断。集落の代表であり13課の後見人である警察庁副長官・桜谷陽人が迷っているのを知っていて勝手に動いた。集落に秘された生神の少年を外に引っ張り出したかった。
自由に生きているようで割と
◎
直桜の大学のゼミ仲間。1年生の頃から仲良しな友人。出会った頃からずっと直桜のことが好きだったのに、欠片も気付かれなかった。
穏やかな性格で声を荒げることもない。女子に人気だが、やんわりとして断り方も巧い。OUTSU製薬の跡取り息子。
彼の後半の活躍にご期待ください。
◎
直桜の友人で、憧れ。普通代表のような男。直桜と楓といつも三人で絡んでいる。
明るくて友人も多く、お調子者だが憎めない性格。愛され陽キャ。
楓の直桜への気持ちには、何となく気付いている。時々、直桜に軽く振ってみたりするが、微妙な反応ばかりなので、あまり首を突っ込まずに見守っている感じ。
◎
若くして出世した偉い人。13課の後見人であり実質のトップ。桜谷集落の代表でもあり、13課の後見人を務めているのは、惟神を始めとする特殊体質の術者たちを守るため。直桜の従兄弟であり、直桜が生まれた時から知っている。強すぎる惟神を世に出すことを恐れる集落の老人たちを説得して、直桜を関東圏で働かせる決断をした。陽人自身も、計り知れない直桜の力に可能性と畏怖を感じている。
◎
魂魄と思いきや呪詛になって護の腹の中にいる。
今のところは、このくらいで。
物語後半から登場する人物もいるので、登場したら追記していきます。
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