第9話

サン電子株式会社(サンでんし、英: SUNCORPORATION)は、通信機器・パチンコ関連機器・ゲームソフトなどを扱うメーカー。


ゲームソフトはSUNSOFTブランド、通信機器・パチンコ関連機器はSUNTACブランドで知られる。


なお、テレビ用アンテナなどの映像情報機器の製造・販売を行っている同名の企業・サン電子(本社・東京都新宿区)、及び電子機器の製造を行っている企業・サン電子工業(本社・大阪府四條畷市)、スイッチング電源やアミューズメント機器の製造を行っている企業・サン電子工業(本社・埼玉県秩父市)などとは、無関係である。ゲームソフトブランドの“SUNSOFT”は、かつてサン・マイクロシステムズが使用していたソフトウェアのブランド・“SunSoft”と同じだが、それも無関係である。


1971年(昭和46年)、会社設立。設立時は立石電機(現・オムロン)の自動券売機を受託製造していた[2]。1974年(昭和49年)にはパチンコホール用コンピュータを開発し、販売を開始。1978年(昭和53年)にはアーケードゲーム市場に参入。1983年(昭和58年)にファミリーコンピュータが発売されると、2年後の1985年(昭和60年)に同社製作のアーケードゲーム『アラビアン』の移植作品である『スーパーアラビアン』で家庭用ゲーム機市場にも参入した[3]。


「SUNSOFT」ブランドで展開するゲームコンテンツ事業においては、2001年(平成13年)よりアメリカのアクティビジョン(現・アクティビジョン・ブリザード)が開発したパズルゲーム『上海』の日本国内における総代理店となっている[4]。


また、かつてはナイトメア・プロジェクトや俺!プロジェクトといった制作チームが存在しており、それぞれテキストホラーアドベンチャーや女性向けBLゲームなどを制作していた[5]。


一方で、サンソフトは自由なゲーム作りができなくなったことでそれに失望した社員も多く出たといい、様々な分野に挑戦しては失敗が続いていた[6]。サン電子も2019年3月期まで2期連続で営業赤字を計上するなど、経営が思わしくなかった。その矢先の2020年、大株主の香港ファンド・オアシスマネジメントが当時の社長・山口正則をはじめとする取締役の解任と刷新を提案する[7]。当時の役員の反対にかかわらず、臨時株主総会にて可決され、交代が実現、新しい役員たちからは『いっき』をはじめとするサンソフトの過去作品の活用を提言され、「サンソフト復活プロジェクト」が始まった[6]。


とされている。


作られたとされるソフト一覧(1部)


アトランチスの謎

アウトライブシリーズ

アストラスーパースターズ

アディアンの杖

アフターバーナー - ファミコン版。オリジナルはセガ。

アラビアン - ファミコン版はスーパーアラビアン。

アルバートオデッセイシリーズ

一夜怪談

いっき - PS3版はいっき おんらいん。

エイリアンシンドローム - ファミコン版のみ。セガの同名アーケードゲームの移植。

S彼!俺のドSヴァンパイア

おいしいパズルはいりませんか

おーちゃんのお絵かきロジック(英語版)シリーズ

オズの国の歩き方

OP8♪(オーピーエイト)

オラクルの宝石 Jewels of the Oracle

俺!プロジェクト

俺プリ!〜俺が学園のお姫様!?〜

俺スタ!〜俺とアイツがアイドルスター★〜

俺プリ×Cross!〜俺が学園のお姫様!?〜

〜俺を禁縛る禁断の血液型〜ブラプリ!


バーコードワールド

ハードエッジ

バットマンシリーズ

パノラマコットン

バトルフォーミュラ

ファンタジーゾーン - ファミコン版。オリジナルはセガ。

フォトジェニック

ブラスターマスター

フラッシュバック - オリジナルはフランスのデルフィン・ソフトウェア。

プリプリ Primitive Princess!

プリンセス・アイ物語

ぺったんピュー

へべれけシリーズ


と多岐にわたるソフト制作をしている


沿革

編集

1971年(昭和46年)4月16日 - 「サン電子株式会社」を設立

1974年(昭和49年)5月 - パチンコホール用コンピュータを開発し、販売開始

1978年(昭和53年)

10月 - 業務用(アーケード用)テーブル型ビデオゲーム機を開発し、販売開始

12月 - パソコン「READY1」を開発

1980年(昭和55年)

3月 - パチンコ制御基板を開発し、販売開始

5月 - 音声合成技術を採用した業務用ゲーム機「スピーク&レスキュー」を開発し、販売開始

1983年(昭和58年) - 米国家庭用ゲーム機(アタリ)向けソフトを開発し、販売開始

1984年(昭和59年)4月 - パソコン「SUNTAC-PC」シリーズを開発販売

1985年(昭和60年)

7月 - 家庭用ゲーム機(任天堂ファミコン)向けソフトを開発し、販売開始

12月 - モデム「マイルーパー300」を開発し、販売開始

1987年(昭和62年) - IBM互換機向けチップセットを開発し、販売開始

1988年(昭和63年)12月 - アイワ化成株式会社(現・イードリーム(eDream)株式会社)を買収

1990年(平成2年)4月 - サンコミュニケーションズ設立

1991年(平成3年)4月 - ノート型パソコン「VANY」を開発し、販売開始

1993年(平成5年) - パチンコホール用コンピューターシステムにLAN方式を導入

1994年(平成6年)

4月 - 自社ブランドモデム「SUNTAC」シリーズ発売開始

11月22日 - Cyan開発のアドベンチャーゲーム「MYST」のセガサターン版を販売開始

1995年(平成7年) - アーケード用ゲーム機「バーチャルバッティング」を開発し、発売開始

1996年(平成8年) - ネットワーク型サッカーゲーム「サッカーネーション」を開発し、発売開始

2002年(平成14年)

1月 - 子会社のイードリームにて、ISO9001を取得

1月 - モバイルデータ通信カードを利用したルーター「Rooster」を開発し、販売開始

3月20日 - 日本証券業協会(現・ジャスダック)に株式を店頭登録。証券コード - 6736

4月 - COMTEC JAPANに、日本初のインターネットラジオ「BiBio」を出展

8月 - ISO14001認証を取得

2003年(平成15年)

4月 - AM/FMラジオチューナー付きICレコーダー「トークマスター」を開発し、販売開始

8月 - 携帯電話向けゲーム専用サイト「上海iパズル」を開設

2005年(平成17年)10月 - ポッドキャストのコンテンツ&サーバー・サービス事業を開始

2007年(平成19年)7月 - イスラエルのCellebrite Mobile Synchronization Ltd.を子会社化

2008年(平成20年)

4月 - 連結子会社だった株式会社サンコミュニケーションズを吸収合併

11月 - Cellebrite GmbH(バイエルン)開設

12月 - 中国・上海市に『依地贸易(上海)有限公司』設立

2009年(平成21年)

11月4日 - 株式会社ニフコ傘下の株式会社ニフコアドヴァンストテクノロジー(株式会社ブルーム・テクノ)を子会社化

12月 - 事業停止した日本テレネットの知的所有権を取得。中国・上海市に『依地贸易(上海)有限公司』設立


など


今回は

サン電子株式会社について書いてみました

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