第12話 よくない魔法?

ある時ケガをした冒険者を見つけました。仲間に支えられながら下の階から登ってきます。薬草がないのでしょうか?


勇気を出して、パンが欲しいので僕の薬草と交換しませんか? と聞いてみましたが、断られました。薬草も回復魔法も効かないそうです。


その人をじっと見てみました。怪我の周りに黒いモヤが見えます。僕の魔法は悪いものを操る魔法です。だから嫌われました。


でもちょっと思いつきました。この黒いモヤも動かせるのではないかな? と。試してみたら、その人は少し元気になりました。薬草もあげたら今度は効いたようです。


お礼に美味しいパンと、干し肉までもらいました。これでミロへのお土産ができます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る