第40話 5/8 ファンタジー歯医者

 異世界ファンタジーにおいて、歯の治療ってどうなってるんだろう?


 さっき、歯医者で横になってる時にそんな事を考えた。(被せてたやつが取れた)


 いくつかのケースがあると思う。


1、そもそも虫歯が存在しない説

 これは一番シンプルだけど、異世界って現代日本に比べて衛生観念は低いはず。間違いなく低い。口内ケアなんてするだろうか? いやしない。よって虫歯菌も存在する可能性が極めて高いから✕。


2、便利な魔法で治せる説

 小説だとこれを採用してるのが一番多そう。ただそうなると、次は魔法とは何ぞやってなってしまう。一応、私の中では魔法を科学的に解釈できたが、一般的に同意を得られるかは不明。よってこの説は保留。


3、ぶっこ抜いてもまた生えてくる説

 異世界人はおそらく強靭な肉体を持っている。永久歯だろうがまた生えてくる可能性がある。いや、永久歯という概念すら無いかもしれない。サメやジュゴンのように入れ替わり制かも。


 他にも説はあるが長くなるので割愛。

 こんなん考えるだけ無駄という意見もあるが、私はなるべく考えたいのである。なぜなら深淵を覗くのが好きだから。


 物語の設定って、深い崖みたいなもんだと思うんですよ。底も真っ暗で見えないくらい深い崖を、落ちないようビクビクしながら覗き込む。その時のゾワワワ感がたまらない。

 覗いた時に1メートルもない浅い溝だったら、やっぱりガッカリしてしまう。


 もちろん物語の中では見せてくれなくていいんです。何かの拍子に、ふと自分の足元に深ぁーい崖があると気づいた時がたまんねぇ。読んでて一番楽しい瞬間ですね。



 さっき、新しい被せ物の型を取って貰いながらそんな事を考えました。魔法で治してくれたら楽やのになぁ。SFっぽく機械化でもいいけど。いや、機械なら口から栄養を接種する必要がなくなるかも……妄想は続く。

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