第34話 4/17 「ハイパー」と「ア」

 なんかめっちゃ頭の中で想像出来る人をハイパーファンタジアと言うらしい。

 対して、小説とか読んでもイメージがわかない人をアファンタジアと言うそうな。


 ア、って何やねん。アって。

 言う時あはぁんみたいになるやん。なんかもっと他になかったんかいと思ってしまう。


 それはそうと、この二種の方々はどんな感じなのか気になります。現実と区別がつかない程の想像力、ハイパーファンタジアさんはどんな風に世界が見えているのか。

 私も小説を読む時はけっこう想像するほうですが、一般人の域を出ないと思う。頭の中に世界はあるけど、見えるまではいかない。


 アファンタジアさんは小説を読んでもそういうイメージは現れないらしい。その場合、どのように本の世界を見ているのか、これも非常に興味があります。本じゃなくても漫画とかどんな感じなんだろう?


 う~ん、周りに聞いても該当する人はいなかった。詳しく知れないのは残念ですが、そういう方々も苦労されてるかもしれないので軽々しくは言えないっすね。


 ただやっぱり「ア」はあかんて。もっとカッコええのを考えよう。イメージが出んだけやねんから、別になんも悪くない。


 命名、アークファンタジア。

 アーク、つまり聖櫃。開けてはならない秘密の箱。誰も中にあるモノを想像する事はできない。何より言うててカッコいい。

 シミュレーションしてみっか。


「俺……アファンタジアやねん」

「は? あはぁん?」

  ↓

「俺……アークファンタジアやねん」

「えっ」キュン…♡


 うん、絶対アークのほうがええわ。

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