第4話母が泣く
昨日は母と自宅で飲んだ。本来なら土曜日の夜に話しを聴いてもらいたかったらしいが、僕が体調不良で寝ていたので、日曜日の昼過ぎから、酒を飲みながら話しを聴いた。
職場でキレたらしい。
若い職員が余りに人を馬鹿にするので、大きな声で怒鳴ったらしい。
母は大丈夫だろうか?我慢した方が良かったかな?と、言うのでそう云うヤツは言わないと理解出来ないんだから、怒鳴るは当然だ!と、言った。
母は安心したのか、お父さんの話しをしながら涙を流した。
苦労して、苦労して、会社と農家を頑張って来て、やっと2人で年金暮らしをしながら、ぼちぼち働けば苦労が報われると話していた矢先に、父は自殺してしまった。
母なんて、苦労人なんだろうかと思うが本人が一番辛いのだ。
だって、僕の病気は自分しか分からないのと同じ事。
話しを聴きながら、ウイスキーを1本空けてしまった。
母を大切にしたいと思う。
今年の秋位に、旅行に連れて行こうかと今、考えている。
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