わたしだけの、ひみつのお菓子

ヤッキムン

那覇の中学生

中2の時に那覇に住んでいた。

那覇市の中学生。


家の近くに、ひみつのお菓子屋さんある。

たぶん、わたししか知らないのであろう、ひみつのお菓子屋さん。


中学に行く途中の道に。


でも、最初は、そんなお店あるの、まったくわからなかった。

毎日、中学に通学してても、お菓子屋さんあるの気付かなかった。



夏休みのある日。

めっちゃ暑い日。


家の近くの海に泳ぎに行ってた。


その帰り。


家の近くの道の角っこに、変わったお菓子屋さんあった。


ピンクの外壁に、可愛いハートいっぱい描かれてあった。


「可愛いお店だな~」

と思って入ってみた。


「いらっしゃい~」

奥から可愛い女の子の声、聞こえてきた。


そのあと、可愛い女の子、お店の奥から、あらわれた。


ピンクの髪。

黄色のミニスカート。青いタンクトップ。

甘い香りとともに、あらわれた。


お店の中はジャングルみたいだ。

亜熱帯の植物で、あふれている。


外観と店内は、ぜんぜん違う。


お店の中にも、太陽のあるのを感じた。お店の中なのに。

まぶしいくらいに。


風も吹いている。お店の中なのに。

ぷゅ~~っ

て、めっちゃ爽やかな風。




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