普通戦士フツーダーと戦うことになった経緯は?
さいきん俺、退屈でしょうがないもんだから、人間にちょっかいを出してたんだよね。
妄想の中で、俺は自分のことを、寝ている隙に頭の皿を人間に盗まれて、人間を激しく憎むようになった妖怪という設定にしているのよ。俺は悪の妖怪皿テングなのよ。悪の妖怪皿テングは、人間に復讐を始めるんだよね。
人間がこのはぐれの森の皿テングの沼の近くを通りかかるじゃない。すると、つむじ風とともに俺が現れるのよ。
「俺の皿を返せ。さもなくば……」
人間が皿を持っていないと答えると、俺は神通力でその人間を亀にしてしまうんだよね。
そんないたずらを続けていたんだけど、ある日、沼のほとりで昼寝をしていたら、若い女が通りかかったから、亀にしてやろうと思ったのよ。
そしたら丘の上に突然やつが現れたんだよね。ポーズ決めて、
「普通戦士! フツーダー!」
とかいって、襲いかかってきたのよ。
「罪もない人々を亀へ変える悪の妖怪皿テングよ、貴様のような卑劣なやつは、俺が許さない! 普通パーンチ!」
てな調子で。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます