第25話 手品師

#140字小説 #手品師


「手品師?」

「ええ、凄い手品師なんです。一瞬でペンやハンカチを消したり……」

「ふむ……」

「財布や靴下を消したりするんです」

「ふむふむ……」

「おまけにずっと姿が見えないんですよ」

「わかりました。前回と同じお薬出しておきますね。忘れないで飲んでくださいね」

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