陰キャな俺は、妄想中毒なんで妄想していたら心読める陽キャのギャルに全部バレてました
学生作家志望
第1話ダメだ、妄想が止まらねえ...!
僕は今日
憧れの人に告白しに行く
大学生になって初めて出会った君
親に無理やり入らされた大学、
最初は全然楽しくなかったしダルかった。
そんな時、たまたま同じ授業に居た神崎柚乃ゆのが僕にこう話しかけた。
「あの、すいません、ルーズリーフ持ってませんか?家に忘れちゃって」
「あ、はい、いいですよ」
「ありがとうございます、後、関係ないんですけどこの授業、人少なすぎません?」
確かに授業はもうすぐ始まるというのに人が少ない、新一年生だからこの授業のことに関してはよくわからない。
「あ、確かに、そうですね。なんでですかね」
「やばっ、そろそろ時間だ、それじゃありがとうございました!」
そう、僕はこの時!完全に一目惚れをしていた!
それと同時に、とんでもない妄想劇が僕の頭の中で行われていた!
「あれあれ、もしかして俺のこと好きなんじゃねえかああああ、やべえ楽しい、後可愛いいいい!」
確かに人数は少なかったが他にも数人はいた
なのに僕に話しかけた、
そう、この情報量だけで僕は激しい妄想を何百回もしていたのだ!
「タイプすぎる、付き合いたい、てか、好きって言いたい!あと連絡先もらいたい!!!!ど、どうしよ。」
いつのまにか授業は終わっており
僕の手元にあったルーズリーフには何も書かれていなかった────
少し呆れながら筆記用具やらを片付けていると
なにやら女子数人がこちらへ向かってくるのが見えた
その中にはまた彼女が居た─────
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