ハルジークの寝巻

第一章第2話のハルジークとカナリアの会話ら辺のもうちょい詳しいお話


「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"」

「...あの人高所恐怖症なのによく飛び降りたなぁ...」


関心してる場合ではない。早く助けに行くべきである。

そんなこんなしていると、別の部屋に居た4人がやってきた。


「大丈夫かー!!」

とリュートの叫ぶ声が聞こえてきた。十中八九、ハルジークの悲鳴(?)を聞いて駆け付けたのだろう。


「ハルジーク、何があった!?」

「あ、あ、」

「あ、?」

「足、挫いた...」

「...へ?」

「カナリアから逃げてたら、足挫いた...」

「...はぁ?」


するとそこに、カナリアがやってきた。


「はぁ、はぁ、や、やっと見つけた!」


もちろん、パジャマを手にして。


「それはハルジークのパジャマ?」

とリュートが聞くと、カナリアは元気よく「はい!」と答えた。

そこに付け加えて、

「ハルジークさんったら普段から同じような服ばっかり着るんですから、たまには別の服も来てもらわないとって思いまして!」

と言う。すると、リュートも、

「そんなんだったらしょうがない。ほら、ハルジーク、パジャマは着ないとダメだよ」

と、カナリアの擁護に回った。


そして、残りの3人が来て、事情説明をリュートがすると、彼らもカナリアの側に立つので、諦めたハルジークは自室でパジャマに着替えた。


因みにハルジーク曰く「もう二度とパジャマ着ない」とのこと。

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