第24話

冬視点


完全に、優にとって私はほぼ他人、一応義姉くらいの認識だろう。


家から帰っても無視で、ご飯の時まで部屋にいる。


お母さんは私達のいつも通りだと思っているけど、今の昔だとは別人だ。


「・・・」


優はいつも、私達を大切にしてくれた。どんなに虐めてもプレゼントは用意してくれたし、困ったらお金を貸してくれるし、隠れて私達の悪口を辞めるように言い回ってくれたことも知っていた。


・・・なのに、私はあんなことをして、今は宮が来て、優の心は確実に救われている。もう私の姉の意味が全くない。


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