第14話
夏視点
急にこっちを優がみた。
そして、違ったように恥ずかしそうに前を向く。
・・・今、きっと・・・
声でも、例の人でも見えたのだろうか・・・
気配を感じたとか・・・
クラスメイトも今の優を見て衝撃を感じて居ている。
前でなら全力で今の笑いものにして居ただろう。私もそうだった。きっとキモいとか言って居たかも知れない。
けれど今は笑えない、全く笑えない。むしろ、私が本当にその子ならと思ってしまう程だ。
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