第4話 帰省中に電話をしたら

 奈良に住んでいた頃の話です。帰省中の新幹線のデッキから、家に着く時間を伝えようと電話をかけました。そうしたら弟が事故を起こして、母が北海道に行ってると言われました。え? そんなに危険な状況なの? 取り敢えずそこで電話を終わらせ、家に着くまでは出来ることも無いので考えないことにしました。


 帰省後詳細を確認すると……弟が車で単独事故を起こして、それを発見した方が「人が死んでる」と通報したとのことでした。そして多少の意識の混濁と軽い怪我で済んだことも分かりました。当時の北海道は飲酒運転に厳しくなかったそうで、お酒を飲まされたあとに帰宅する為に車を使うしかなかったそうです。結果道路から外れて車がひっくり返って、その状態で気絶していたんだったと思います。


 連絡を受けた母が北海道の病院まで、入院中の弟の世話といくつかやらなければならない事のために行くことになったとか。まぁ、他人を巻き込まなかったし本人も大きな怪我では無かったのでましかなぁ。


 後日談があるのですが、内容的にはちょっと外れるのでいつか機会があったら書くかもしれません。

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