第5話

過去編


「お兄ちゃん、今日のご飯どうかな?」


「これはこれで美味しい感じ」


「じゃあ、たまにが良いかな?」


「そうだね。でも今日のも今日で美味しいよ。ありがとう」


「うん!」


妹のご飯を褒めると妹は笑顔で返してくれる。


妹はとても素直で、褒められることをするのが大好きだ。


ーーーー

現在


「お兄ちゃん、まずい。」


「ごめん。」


昨日もまずいと言われた。

最近分かったのだが、

これは美味しいだ。


本当にまずいだと、昨日よりまずいとか、超まずいとか言う。


俺も今日学校であったことはショックだったが、何かの世界に順応してないわけではない。

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