(三)-6
また、遺体は原野恵那のものと推定。これは病院に搬送された際に遺体の顔の汚れを落とし、駐在署の高蔵寺巡査長がそれを確認して原野恵那と証言したことによる。念のため、肉親縁者に連絡を取り、改めて確認を取る。連絡先については駐在所に保管されている引継書に電話番号があるので、本日中に連絡を取る。
また、原野恵那は死亡が確認されたとはいえ、死後どの程度経っているのか、死因は何かがまだ不明のため、遺体を所沢の防衛大学校へと移送し、そこで司法解剖することが決まった。事故なのか事件なのかは、その結果次第で判断する。そして原野恵那がなぜあそこにいたのかを確認するために、聞き込みなども行う。
このように決まり、ミーティングは解散となった。
(続く)
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