【1話ロング版 02:16】 僕を今まで育ててくれた8歳上のお義母さんがヤンデレになった。

激 辛

第1話

 「嘘??」


 


「もしもし!!子どもが子どもが倒れているんです!!」



 「えっ、記憶喪失??そんなことあるんですか?」



「この子、家族が居ないの・・・私と同じ」



「でも、まだ私女子高校生だし・・・いや」




ーーーーーーーー

 俺は小さい頃の記憶が抜けている。


 そして、中学生になった時に衝撃的な事実が発覚する。

 

 「優、よく聞いて」


「何、お義母さん?」


「私達実は、血が繋がってないの」


「えっ?嘘でしょ」


「ごめんね。黙ってて」


「いやいや、それは良いんだけど。むしろ今まで秘密にしてくれてた方が良かったと思うし」


「ありがとう優」



 そして、俺は衝撃な事実を知った。俺はたまたまお母さんが見つけて、俺を拾って育ててくれたこと。その時の俺はボロボロで両親は不明で、さらに記憶も失っていたらしい。


 俺の身寄りが決まらないなか、まだ女子高校生だったお義母さんが育てくれたようだ。


 「だから、私もお金もなかったし、いろんな欲しいものとか買ってあげられてなくて」


「いいよ、お母さん本当に。その分お母さんと仲良く話せたし、俺には春も、友達も沢山居たし」


「うん、ありがとう」




 というか、一番ビックリしたのはお母さんと年齢が8歳しか変わらないことだった。


 

 どうりで、うちの母は見るからに・・・若い訳だ。


 「今更だけど」


「何?お母さん?」


「お姉ちゃんって呼んでも良いのよ」


「それは嫌だ」


「あらぁ」


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そして、


 「ねぇ、優くん」


「なにお母さん?」


「最近、春ちゃん家に連れてくること多くない?」


「えっ、ダメだった??」


「・・・ダメじゃないのよ・・・」


「なら良かった。でも何かあった?」


「いや、優くんが春ちゃんのことを好きにならないか心配でね」


「いやいや、好きとかそう言うのじゃなくてね。友達としてね」


「なら、良いんだけど・・・優くん」


「何?」







「私、優くん誰かと付き合うの認めないから」


その時、初めて母の怖い顔を見た。


ーーーーーー


 少し前


 「春ちゃん」


「はい??なんでしょうか?」


「春ちゃんってよく、優くんに合ってるけど、もしかしてだけど、もしかしてだけど」


「優のこと好きですよ」


「・・・やっぱり」


「はい!!優、優しいので。そのお母さんはいつか私が告白した時に認めてくれると嬉しいです」


「・・・認めないわよ」


 「えっ?」


「私はずっと、ずっと小さい頃から優くんと一緒だったのよ。渡すわけないじゃない。これからもこれからもずっと一緒よ。渡さ・・・」


「ごめん、春」


「・・・い・・・いいよ。じゃあ続きしようか」


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深夜 2時


 「優くん」


「おはようって!!ど・・・どうしたのお母さん」


俺は目が覚めると、義母が上にいる。


 「優くん・・・私ね」


「いやいやいやいや、怖いしビビるよ、普通に起こしてよ。と言うか今何時」


「深夜2時よ」


「深夜じゃん!!って何か、ようなの?」


「ようだよ。ねぇ、優くん。」


「だから何??」


「私は優くんのことを小さい頃からずっと好きだったのよ」


「うん、ありがとうお母さん。育てるの高校生だから大変だったろうに、大切に育ててくれて」


「そうよ、好きだから大切に大切にしてきたのよ。だから、何処ぞ泥棒猫に取られるのは嫌なのよ」


「待って、俺のこと狙ってるの母でもいるの?」


「・・・そうね。母になろうとしている人が居るわ」


「こわぁ、いやそれはマジで怖い」


「だから、そうなんないように、私が跡をつけてあげる」


「あと??」


「そう」


そして、俺は義母にキスをされる。


 「・・・お母さん。出来ればもう、やめて欲しいんだけど」


「いや、まださせて」


昔はよくされたなぁー、と思い出していた。

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