【誤字修正前 05:20】旅行中に彼女が取られたけど、旅行先で俺は

激 辛

第1話

大学生になってから一年、

俺は高校から付き合ってる彼女と楽しい旅行をしに来た筈だった。


現に昨日までは楽しかった。凄く楽しかった。


「別れましょう」


「はぁ?急にどうして??」


「別に、どうでもいいじゃん。別れるんだから」


「いやいや、意味がわからないよ。」


「時々思ってたけどアンタって馬鹿なのね、言葉は理解出来ないの?」


「いや。そう言う問題じゃなくて、つか辞めてくれよ。旅行中にそう言う冗談は」


「冗談じゃないわよ。さっき、アンタよりカッコいい人にナンパされて・・・あっキタキタ」


そして、彼女の横に男がやって来る。


「お前が元カレさん・・・本当だ、インキャ臭凄いね。」


「でしょう」


彼女の方から、男の体に抱きつく。


マジかよ


さっきまで、冗談かなと思っていたが、流石に冗談では済まされない行動に冗談だと嫌だと気付かされる。


「じゃあなぁ・・・取られて悔しいからって俺のこと恨むなよ。恨むなら男として足りない自分に恨みなぁ」


「さっさと行こうよ!!」 


「お前なぁ、一応昨日まで彼氏だったのに、」



俺はしばらく、その場で止まった。


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俺はしばらくフリーズして、やっと正気になれた。


「最悪だ」


思わず言葉が溢れ出る。


ーーー


頭に走馬灯のようによぎる。


彼女との思い出


「付き合ってください」


「えっ、俺なんかでいいの?」


初めて出来た彼女


ーーー


「この水着に似合うかな?」


「うん、凄く可愛いよ」


ーーー


「車買ったんだよ。」


「ついに買ったんだね!!これで色んなところに行けるね」

ーーー


楽しかった。本当に楽しかった俺と彼女の日々


俺はホテルの部屋で泣きまくった。


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残りまだ一泊分残っている。


流石にホテルで1日居るのも寂しいので、とりあえず友達に別れたと愚痴ったあと、


友達と通話をしながら、旅行先を周った、


本来は、彼女と褒め合う筈だったのに、相手はカメラが見ている友達になるなんて思っていなかった。


そして、俺はホテルに帰ってきた。


「遅いじゃん。何してたの?」


そこには元カノが居た。


「い、いや。春こそどうしてここに?」


「そんなの彼氏の帰りを待ってたに決まってるじゃん」


「????」


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少し前


「はぁ、彼女居ないって言ってたじゃん!!」


「いや、別にいいだろう。」


「・・・」


ーーー


「そんな金なんて持ってないよ!!」


「俺の彼女が金を払うのが俺の常識なんだよ。」


「奢ってくれるって言ったじゃん!!」


「あれは嘘だよ」


「はぁ・・・!」


ーーー


そして、私は彼を離れた。


信じられない。本当に!!


はぁ、・・・どうしようかな?


そうだよ!!普通にまだ優との一泊分残ってるじゃん!!


勿体無いと思うし、最悪ドッキリで済ませられるよね。

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