第8話

「おはよう、優」


「おはよう、夏」


「誰と連絡してるの?」


「えっ、あ前に知り合った。フレンド」


「はぁ??フレンドってどう言うこと!!優!」


「いやぁ、別に俺ゲーム出来ない訳じゃないし」


「違う、違う、これ相手女の子でしょ!!私達と一緒じゃないからって何でフレンドを作ってるのよ!!」


「いや、別に勝手だろう」


「勝手じゃないよ!!私と言う、マイベストフレンドがいるのに」


「マイベストフレンドはもうフレンド登録消えてますけどねぇ」


「消してないよ」


「それも消えたわ!!」


「そうだった!!」

それは確認済みだったようだ。


「じゃなくて、その子と何で連絡取ってるのよ!」


話戻ってるし、


その後も何度もただゲーム仲間として知り合ったことを伝えようとしたが伝わなかった。


これは3度目へのフラグかぁ?

__


夏視点


昔はよく、優の家にお邪魔させて貰ってたけど、VRで会うことが当たり前になってから、行かなくなった。


流石に緊張したけど、思い切って優の家にお泊まりに行ってよかった。


部屋は昔より、大人ぽっくなってて、匂いもあって、何よりそこに優がいて、


私は心底から、全てが溢れて出てきた。


そして、謝れた。


思い出したんだ。あの時はみんなで、支え合って、孤独だった私達を助けあってたことを、



ーー


優の寝顔を堪能したら、優の携帯が光った。


私はつい見てしまったが、見るからにアカウントの姿と名前が女だった。


はぁ??


私達と会えないからって浮気??

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