第5話
過去編 一人目の元カノ
俺が初めて付き合ったのは中学生の一年の時、
小学生から一緒だった、夢元 道
彼女から告白された。
「私、ずっと貴方ことが好きだったの付き合ってよ。」
「えっ!」
俺は最初躊躇した。当時はまだ一切恋とか考えた事がなかった。
「ダメなの?」
夢元は悲しい顔をする。
俺はそんな顔をされると断れない。
何より、夢元とは仲の良い印象で、たまに放課後に遊んでいた。
恋についても自分が知らないだけでこれから知っていければ良いと思った。
「俺はまだ恋愛とか分からないけど、それで良いかな」
「いいよ!いいよ!私が教えてあげる!!」
そして、俺に初彼女が出来た。
付き合ってから彼女と話す事が圧倒的に増えて、俺も付き合ったからか、他の人よりも彼女と話しをしたくなっていた。
デートも中学生なのでお金も無いので、可能な限り色んな所に行って何も買わないでショッピングをしたりした。
彼女が好きな本やアイドルなど俺も全力で調べて趣味を共有した。
そしてたまに、手を繋いで、キスをした。
毎日が楽しかった。
だが、終わりは突如迎える。
「ごめん別れて」
「えっ??なんかのドッキリ??」
「私は別に好きな人が出来たんだ。だから別れて欲しいの」
「ちょっと待って、本当に言ってるの??」
「本当よ、後これ返すわね。」
そして、彼女に渡した一ヶ月記念のプレゼントを返された。
それはドッキリじゃなく、明日新しい彼氏はどうやら先輩だったらしく、俺の前でキスをして見せた。
当時まだ中学1年の俺には精神を削りすぎる事だった。
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