第7話

目覚めると、そこにはとっても甘い匂いがする。


そして何か大きな二つに包まれたような感覚。


「おはよう、優君」


「おはようございます。春さん」


_________


少し前


「今日はありがとうございます。」


「待って、優君」


「??」


「これからは私と一緒に暮らすんだよ」


「・・・え??はい??」


春さんは悲しそうな顔をする。


「・・・も、もしかして嫌なの?」


「いやいや、そんな訳ないですが、その」


「大丈夫、お義母さんには許可貰ってるから!」


「そ、そうなんですか?」


「えー!!優君のこと全く信じないし、娘達が心配だって、私、怒っちゃってさぁ。じゃあ優君は貰います!!って言っちゃった」


「・・・」


俺はさっきも流したのにまた涙を流してしまった。


_________


「今日は学校はお休みしましょう」


「で、でも」


「いいのよ。それより今日は私と一日中ゲームしましょうよ」


俺はこうして一日中ゲームをすることにした。




__________________

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