一千万年神様

@Akkunsan

一人の少女

鳥のさえずりが聞こえる。僕は今いくつなのだろう。きっと数え切れないほどの年月が経ったはずだ。

うん。まずは起き上がるとしよう。時間はいくらでもあるんだけど、寝転びっぱなしはさすがに気が引ける。

よいしょっと。おはよう。これを読んでいる全ての人達。僕の名前は黒神琴音(くろがみ ことね)。一人称は「僕」だが、れっきとした女である。題名の通り僕は神様。このように世界の柵を越えて君たちにいろいろと問いかけることができる。そうだなぁ。好きな食べ物はなんだい?僕は寿司が好きである。ん?そっちの世界にも寿司があるのかって?あるんだなぁこれが。まあ僕がそっちの世界から持ってきたわけなんだが。

とりあえず朝飯でも食べるとしよう。この第一話では僕ばっかり喋ってるけど、次からは僕の仲間も出てくるからね。

しかし今日の朝飯も美味である。我ながらいい出来だ。

ご馳走様でした。じゃ、外にでも出てみるか。果たして今日はどんな出会いがあるだろうか。

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