第162話 Plan Of Revenge With Granda(グランダへの復讐計画) 12
「ミランダ様。これで何となくですが参加者と名前が分かりますね。……向こうの準決勝まで進んだ男もチェックできます。」
「すぐそこの2人は1回戦2回戦敗退。名前が分からないわね。」
「勝敗のチェックも必要のようですね。」
「簡単な事では済まない様ね。」
(……それでやられたってのか?卑怯な戦い方をするヤツなんだなグランダってのは。)
(あぁ、次回対戦したらぶちのめしてやる。)
(3回止まりじゃなく、準決勝決勝と進みたいよなぁ。今日はおごるから飲め飲め。次回もチケット取って応援するからよ。)
「ミランダ様。ちょっとトイレに。」
ガムは立ち上がりトイレに。
トイレの帰り際に側に座る男2人に声を掛けるガム。
「もしかして3回戦まで進んだ拳闘士ですか?」
「あぁ、それがどうした?」
「いやぁ、あの試合のグランダは卑怯な手を使った。僕はあなたが勝者でよかったと思いますよ。」
「そうだろ?ヤツの盾は一部分が鋭利になっていた。それを手足に突き立てたらたまったもんじゃない。俺も勝ちはブリンチだと思ってるよ。グランダは反則負けさ。」
「次回も楽しみにしてます。ブリンチさん。」そう言うとミランダのテーブルに戻ってくる。
ミランダは一部始終をシンクロしていた。
「これでもう一人分かった。なかなかやるじゃないガム。」
「次へ行きましょうミランダ様。そのうち酔っ払ってしまいそうです。」
「もう一杯おかわりしたかったのに……。」
「僕はミランダ様のようには飲めません。」
ミランダの背中を押しながら店を出た2人。
「さぁてハシゴ酒ハシゴ酒~。」
「ミランダ様。ほどほどにお願いします!」
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