第8話 月とダイヤモンド

君はさっきから


何も言わずに


ちいさな一粒のダイヤ


絡まった細い鎖


解く薄い爪さき


外したことを後悔してる


あきらめてあきらめないで


遠いね


繋いだゆびとこころまでの距離


あの瞬く星までよりも


白い月は裏側を


人に隠してる


言葉のうらがわを


見せない君のように


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