Youtubeシナリオライターが誕生した経緯

そもそも、Youtubeシナリオライターが誕生した経緯が誕生した経緯はどのようなものなのでしょうか?

きっかけは、Youtubeが収益化した2012年まで遡ります。収益化をきっかけに、Youtubeでは倫理的に問題のある動画も投稿されるようになりました。

また、読み上げソフトに文章を読み上げさせるだけの文字スクロールの動画や、寄生虫の動画なども多く投稿されていたように思います。

ではなぜそれが、漫画動画などという漫画を動画にする形に進化したのか。

この漫画動画の始祖とも考えられるチャンネルがフェルミ研究所です。



フェルミ研究所

https://www.youtube.com/channel/UC3-1iYGHfR43q_b974vUNYg


では、フェルミ研究所はどのような経緯で漫画動画をあげはじめたのでしょうか?

初めて動画をあげたのは2017年頃、当初はフェルミ研究所も多くある文字スクロール動画のチャンネルに過ぎませんでした。

それが、時を過るにしたがって動画内にイラストが増えていき、今の漫画動画の形に落ち着いていったのです。

そして、フェルミ研究所の漫画動画は大ヒット。後発の漫画動画チャンネルが続々とつくられることになります。

どうしてフェルミ研究所の漫画動画は流行ったのでしょうか。

それには、無断でアップロードした漫画をあげていた漫画村の撲滅が大きく影響していると考えられます。

漫画村が閉鎖されたと同時に、落ちこんでいた漫画業界の売り上げは右肩上がりに回復していきました。その影響を受けて、フェルミ研究所の漫画動画もヒットしたと考えられるのです。

さて、ここまで漫画動画がヒットするまでの経緯をお話しました。

この漫画動画のヒットをきっかけに、Youtubeシナリオライターという職業が誕生したといわれています。

どうも時期を遡ると2018年頃から、Youtubeの脚本を書く仕事は存在したようです。

ただ、今と違ってとても安い値段で仕事の募集はかかっていたそう。それが、漫画動画のヒットと共に需要が増大。

クラウドソーシングサイトでも案件が乱立するほど、案件の量が急増しました。


どうして、漫画動画のヒットとYoutubeシナリオライターの需要の増大が比例しているのか。これには、漫画動画の制作過程が関係しています。

漫画動画の場合、より多くのチャンネルの視聴者数を稼ぎ収益を得るために、少なくとも週に数回の投稿が必要になってくるのです。

ですが、普通に動画を1から制作していたのでは間に合いません。

そこで、作業を分担し、1本の動画の制作期間を短縮する手段がとられるようになりました。

まず、Youtubeシナリオライターが話を書き、イラストレーターがそれを漫画に起こす。そして声優が台詞を録音し、最後に編集がそれらの素材を組み合わせて動画にするといった感じです。

これにより、動画1本当たりの制作期間は、早くて10日前後。遅くても2週間から1ヵ月短縮できます。

さらに、分業作業で人員が多く必要になるため、動画制作関係の案件が多くクラウドソーシングサイトに乱立するようになったのです。

これにより、Youtubeシナリオライターの仕事をするだけで月に何十万もの収入を得る人も出てくるようになりました。

漫画動画のヒットとそれに伴う案件の増大により、Youtubeシナリオライターの案件は爆発的に増えていったのです。

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