第2話 使用人は冗談が好き

翌朝―――。


「ふぁぁ~……」


…マッシュが居なくなったら 何か部屋が急に寂しくなったわね。


「全く……」


アイツが居ないと 何か調子が狂うわね……。


「おはようございます お嬢様」

「…………は?」


ありさの部屋に居たのは 可愛らしいピンクのエプロンを着た イケメンの中年男性。


ソイツの名は。


「ハッシュドビーフ!?!?」

「マッシュ・ド・ビルクです お嬢様」


「ア、ア、アンタ 昨日出て行った筈じゃ―――!?!?」

「あれは 冗談です…ププッ」

「冗談だったんかいッ!!!!(怒)」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る