甘言
願い事を叶えてあげる、なんでも、いくつでも叶えてあげる、そんな甘言に誘われて誰かを恨む願望が飛び出しかけたが飲み込んだ、間違いなく、目の前の相手はそれを本気で叶えてしまいそうだから、厳かな声音を選んで、林檎を兎の形に切ってほしいと希う、それはもう沢山こしらえて欲しい、ものの数分で、目の前にはずらりと紅白の甘い兎が整列した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます