第18話 霧ヶ峰のペンション

僕がブルーベリーという言葉を初めて知ったのは夏に行った軽井沢でのことだった。軽井沢にあるいくつものお店の至る所にブルーベリージャムという言葉が貼ってあった。僕はジャムといえばいちごジャムくらいしか知らなかった。ブルーベリージャムという言葉はそれまで食べたことも聞いたこともなっかった。それから数年ブルーベリーは自宅の近所のスーパーの棚にもおいてあるものになった。実際に僕はそれをイオンの果物置き場で情味期限が近くて半額になっていた物を買った。熟したブルーベリーはとても甘かった。果物としては高価なブルーベリーを僕は結構気に入って、農協の苗木売り場で見つけて買ってきた。

そのブルーベリーの木は今でも庭に生えている。植えるときに肥料をやったきりで放ってあるのだが今年も元気に実をつけてくれた。

ブルーベリーの実を初めて食べたのは軽井沢に直美と行ったときだったが生の果実も食べやすくて結構気に入っている。庭に普通に植えただけで木はちゃんと夏には実を付けてくれるのでそんなに気難しい樹でもなさそうだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る