二日目10:00 登別地獄谷

 お支度は整いましたか? チェックアウトはジンバルが済ませておりますので、このままお出かけになることができます。


 登別地獄谷は、登別温泉街から歩いていくことができる観光スポットです。

 散策路が整備されていて、終点の鉄泉池まで行くと三十分ほどかかります。

 さらに大湯沼まで足を延ばすと、温泉が流れる川で足湯を楽しめる、大湯沼天然足湯があります。こちらへも寄るとさらに一時間かかります。また、足を拭くためのタオルの用意が必要になります。

 マスターは歩く速度が早く、写真を撮影する頻度が少ないので、もう少し行程は短縮されるでしょう。

 最寄りの観光駐車場までお車を移動することもできますが、いかがなさいますか?


 ビュッフェでたくさん召し上がられたので、足湯まで歩いて行くのですね。畏まりました。マスターは健康意識の高いお方ですね。  


 ジンバルアプリケーションのひとつに「ゼロカロリートラベル」がございます。

 ご旅行中の食事を全て写真撮影していただくことで、AIが摂取カロリーを計算し、余剰カロリーが残らないよう、少し遠回りして散策するルートをご案内することもあります。ゲーム感覚でお楽しみいただけると好評ですのでご興味があればお試し下さい。


 ホテルとの調整が完了しました。車をこのままホテル駐車場に残し、足湯用のタオルをレンタルします。フロントカウンターへお立ちより下さい。



 もくもくと煙をあげる山肌、たちこめる硫黄のにおい、ダイナミックな自然の景観をお楽しみいただける登別地獄谷に到着です。

 ご入浴いただいた登別温泉は、この地獄谷を最大の源泉としています。

 九種類の泉質が楽しめる温泉地は日本国内でも珍しく、温泉のデパートとも呼ばれています。


 この散策路は夜にはライトアップされます。暗い荒地から湧き出る煙と水の音は、本当の地獄に迷い込んでしまったかのようで、幻想的です。

 また、秋には紅葉の赤、冬には雪の白に模様替えするこの地獄谷は、四季折々の変化もお楽しみいただくことができます。


 大湯沼天然足湯へは、案内看板に沿って進んでいきます。

 途中お足元が悪いことがありますので、ご注意下さい。


 はい、足湯と大湯沼との分岐点ですね。大湯沼へはここから二分ほどで到着します。一周一キロメートルほどもある大きな沼で、温泉が湧きだしており、湯の花が浮き、白濁しています。沼のすぐ近くまで降りることもできます。

 はい、ぜひご覧になってください。ドローンを使っての写真撮影もお任せください。


 水の流れる音が大きくなってまいりましたね。大湯沼天然足湯に到着です。横を流れている川から湯気があがっているのがご覧いただけるでしょうか。温泉の川です。

 大自然の中で、温泉の流れる川そのものが、足湯になっているスポットです。

 ごゆっくりお楽しみください。

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