第2話

そして、トラウマの元凶は早速俺に飛びかかって来る。


「離れてくれ」


つか、何で居るの??あと何しに来たの?俺がキモいんじゃないのかよ??


もう言いたいことは色々ある。


だけど今はこの状況をどうにかしないといけない。


「嫌だよ。ずっと、ずっと会いたかった優君!!」


俺は会いたくなかったよ。


「私・・・別れてから、ずっと思いを心の底に置いておいたんだから」

置いておいたんじゃん!!そのままにしとけ!!


と言うか


【ごめんね。優君より好きな人が居るから】


【ヒロくん、愛してる】


嫌な光景が頭に浮かぶ。

やばい、吐きそう。


「愛してるよ、優君」


辞めて、辞めてくれよ。


「俺はもう、とっくに冷めてるよ!!お前なんて!!」


「そうだよね。それは仕方ないよ。でも今から愛して貰うから」


完全に身動きを取られている俺はそのまま唇を取られてしまった。


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