90位・「文學界 2023年1月号」新海誠と「国民の物語」――『すずめの戸締り』と七〇年代 渡邉大輔

 今年の僕は評論家、渡邉大輔の強い影響下にあったな。


 僕が今後、映画を語るときに念頭に置かれるのは渡邉大輔ならどう見るかのような気がする。


 すずめの戸締りは2022年に公開された新海誠の映画だけれど、渡邉大輔は本稿の中で山田洋次、宮崎駿、三島由紀夫、司馬遼太郎を通して「国民の物語」と新海誠を交えて論じている。


 今後、新海誠がどのような映画を撮るにしても、「国民の物語」を交えて語られていたという事実は踏まえておくべきように思う。

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