自分がいなくても何の支障もないことに愕然とします!
さて、本エッセイも佳境に入ってまいりましたよ~。
今回は、エピソードタイトルが全てです。
自分が病気になろうが、休職をしようが、おそらく死んでしまおうが、職場も社会も何一つ支障なく機能します。
それはもう、自分がいたことの痕跡が全くないくらい、きれいに機能します。
社会や組織はそもそもそういうものです。そうでなければ設計上の欠陥があります。仮に社長がいなくなっても、総理大臣がいなくなっても社会や組織は機能するように設計しなくてはなりません。
ただ、「いなくなる」当事者になってみると、これは結構なショックですし、残酷なことだと感じます。
どんなに頑張ってきたという実績や自負があったとしても、結局はいてもいなくてもいい存在だったわけですからね。
アイデンティティの危機というか、自分の人生は一体なんだったのかという深刻な疑問に直面します。
この点については、正直なところまだ自分の中で消化できていません。
ある場所から離れてしまうと、こうした喪失感のような感情に苛まれるということを人は本能的に理解しているため、うつ病の患者は焦るのでしょうし、あるいは世の中に「老害」というものが生じてしまうのかもしれません。
(特に男性あるいは昭和世代に強い傾向かもしれませんが)
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