第4話 魔王になったけど、安らかにあれ








  私のミスによりタイトル変更からの緊急投稿を挟んだが、本来であればこちらのお話を予定していた。


 ここは切り替えていこうか、HAHAHA!


 例えばそうだな、なんとなく異世界ものを書きたい……なんとなく書いてしまった……結果、まあまあ面白いものが出来た!


 カクヨムライフを送る皆様にはよくあるお話であろう?


 私もそのうちの一人かもしれない。


 そんな感じで生まれた作品が、私の代表作扱いとなる異世界もの……とその前に、叩き台となった没作品の話をしようか?


 没作品とは言えども、初心者丸出しで国語の通知表で最低評価を記録した私が、ある出来事をきっかけとして、パッションの溢れるがままにおおよそ一週間ぐらいで書いた作品、『【没ネタ】魔王になったけど、有能な側近を召喚したら…前世の嫁だった!?』である。


 没ネタとあるように、デイビット君の次に投稿した異世界ものの叩き台となった本作は後程、もったいないので突っ込みを入れつつ、区切りのいいところまでをある程度手直ししてから投稿した。


 基本的な流れとして、魔王になったクソ天然主人公が、『有能な側近が欲しいよね~』と思ったのか、召喚したのが前世の嫁だった! しかも若返っている!? Wow?! 何故か記憶も飛んだけど嬉しいぜ!? HAHAHA!……的な始まりかたである。


 美人でかわいくてちょっとキツイ性格の前世の嫁にメロメロな主人公のモノローグで物語は進み、前世の嫁との会話劇からなるコメディ作品といったところ。


 この時点から既にアメリカンホームコメディ的な作風であるが、なんとなく頭の中がフルハウス、およびフラーハウスだったのであろう。


 前世の嫁との再会からのドタバタ劇も、勇者の乱入によって水を差され……るかに思われたが、既に手懐けているばかりか、こわーい前世の嫁を前にして、子供である勇者はタジタジとなり、魔王に助けを求める始末。


 しかし、すぐに前世の嫁も幼き勇者にメロメロとなり、もはやおかんと化し、勇者も懐いて温かいホームドラマが始まり……前世で子供を授かれなかった主人公夫婦は、異世界で再び温かく幸せな家庭を築くべく、絆を深めていけるといいよね。


 そんな感じの物語であったが、いくつかの問題点が発生した。


 記憶喪失系、名前を決めてすらいなかった、そもそも魔王である必要性は?……ああ、またしても動かしにくい奴を国家元首に仕立て上げたらさ、長編にすること以前に繋げていくのが難しいね。


 そんな感じで没にした……けれどこのままではもったいないよね?


 ならば当時の私に突っ込みを入れつつ、楽しんでもらえたら面白いかもしれない。


 雑にも程がある、とりあえず投稿と言う形で始め、そして盛大にコケたのだ。HAHAHA!


 もっとも、この作品があってこそ、長編へチャレンジするきっかけとなり、その後の諸作品への影響という点において、全ての始まりといってもいいかもしれない。


 こちらの作品のリンクはこちら。




【没ネタ】魔王になったけど、有能な側近を召喚したら…前世の嫁だった!?



https://kakuyomu.jp/works/16817330655898397584



 近いうちに公開をやめるので、リンクそのものが意味をなさなくなるであろう……それでも、興味あれば一読していただけると嬉しい限りである。


 それじゃ、次の作品の話をしようか───。








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