魔法の鍵

色野あにまる

エピローグ

 小さな村に暮らす少年、エリックは、いつも森に隠れるように本を読んで過ごしていた。彼は魔法に夢中で、魔法の本を求めて毎日冒険に出かけては村に帰ってきていた。


 ある日、エリックは森の奥深くに古びた鍵を見つけた。それは古代の魔法使いが残したとされるもので、魔法の力を秘めているという噂だった。


 エリックは勇気を振り絞り、鍵を持って村に戻った。しかし、鍵を手にした瞬間、村に異変が起こった。空が暗くなり、村人たちはみな固まってしまった。


「この鍵で時を元に戻すことができるのかもしれない…」


 エリックは決意し、鍵を使って古代の魔法を解くことを決めた。彼は魔法の言葉を唱え、鍵を回した。


 すると、鍵から輝く光が放たれ、時が巻き戻り始めた。村の空が明るくなり、村人たちが元の姿に戻っていった。


 村人たちはエリックに感謝し、彼の勇気と知恵をたたえた。エリックは魔法の鍵を大切にし、その日以来、彼の冒険は新たな章を迎えた。


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