第7話逃走劇
隠し神が清水町の廃墟になった山の神社に岡村と白虎、三上と烏天狗が近づいた時、警察無線が入った。
「対象車両は清水町山の神社に向かっていまるもよう。まもなく到着。どうぞ。
」
「こちら岡村。我々もまもなく到着。どうぞ。」
「こちら大畑、対象車両は清水町山の神社に到着。被害者らしい人物と、ヤクザ3名が車から降りて、山の神社の階段を登り始めました。どうぞ。」
「こちら岡村。我々も到着。被害者らを目視。どうぞ。」
「行け!。被害者を大畑が保護し、他はヤクザを逮捕しろ。」
刑事と怪達は音をたてずに階段を登っていき、大畑が手を上げ、他が頷いた。
大畑は被害者を階段に押し倒し、そこに覆いかぶさる。
同時に三人のヤクザに岡村、三上、烏天狗が襲いかかって逮捕した。
「隠し神、逃げろ。警察だ。」
逮捕されたヤクザの一人が叫んだ。
すると、廃墟になった山の神社の一画から隠し神が天へ向かって飛び出した。
「チートだ。雲に乗って空を飛ぶなんて。」
大畑は嘆いたが、白狐が天を駆け隠し神を追っていく。
手錠をはめたヤクザを大畑に託し、烏天狗も黒い翼を大きく羽ばたかせて急上昇して追って行く。
「カッケー。生でこんなの見れるなんて。警察に入って良かった。」
「スマホはポケットから出すな。これを撮影なんかしたら蹴飛ばすぞ。」
「解ってますよ。ケル先輩。俺を信用して下さい。」
大畑はポケットの中で握っていたスマホから手を話した。
そんな事をしているうちに、白狐が隠し神の前を塞ぎ、烏天狗が後ろから斬り掛かった。
隠し神は危ういところでかわしたが、雲の一部を切断されバランスを壊して落下して行く。
そこをすかさず白狐が噛みつき、隠し神も確保した。
「こちら岡村。三人のヤクザと隠し神を確保。被害者を保護しました。これから連行します。どうぞ。」
「よし。よくやった。どうぞ。」
署に戻ると、被害者は念の為、病院での検査の後、事情聴取の予定。
そして、三人のヤクザを別々の取調室にいれ彼らの取り調べがはじまった。
「 おい、いい加減に喋ったらどうだ?。」
ヤクザ達は黙秘を貫いている。
病院での検査を終え、被害者も事情聴取を受けはじめた。
「事件の状況を話して下さい。」
「それが、自宅でTVを見ていたら、いきなりドアが勝手に開いて、見えない物に切られて、多分気を失って、気付いたら、個人病院らしい場所のベットの上でした。後は、保護されるまでそちらの刑事さんが見た通りです。」
「何故あなたが、襲撃されたんです?。しかも、その後手当てをしてから山の神社に連れて行った理由は?。」
被害者は解らないの一点張りだ。
「 硬直状態だな。おい、大畑、聞き込みに行くぞ。」
ケルが大畑と聞き込みに行った先は、ヤクザの金の流れに詳しい情報屋の所だった。
「ああ、金融業の鈴木健二郎ね。あいつ、今井組と対抗してる細谷組に金を融通してたんです。今井組は鈴木から細谷組の金の流れを聞き出したかったんでしょう。」
「そうか、それなら話が繋がる。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます