第3話「謎の依頼篇03 デュティへの手紙」

ーこの3日続けて、ロヮイェに呪いの贈り物を送ると手紙が来ていた。

我々は、必死にソレを探したが見つからず困っている。 

まず、魔術師なんて本当にいるのか…?と思っている。

お前が噂通り問題を何でも解決できるのなら、この問題を解決して欲しい。

潜入先で困らぬようこの帝圀の基本資料を添える。

                        ーゲラン  


ュグドテリァ帝圀とは、リオンヌ国、シャルタル国、ラビュタン国、ラメット国、ュグド国の5国からなる帝圀だ。

5国からブル・ラムズ石が採れるのはュグド国だけなので、帝都になっている。

昔、ブル・ラムズを巡って、争い事が絶えなかったそうだ。その争いの終息の指揮を取ったのが、初代ロヮイェ様と言われている。だから、帝圀はディム国家である。

今、ロヮイェは5国から選抜される。その中で、「戦闘においての強さ」と「国を繋ぐ交流の場での賢さ」と「何者でも黙らせる美しさ」を持ったディムから、圀に住まう者が選び、歴代ロヮイェが決まる。

今のュグドテリァ帝圀・第9代、ロヮイェは、デュインマルクス・デマレ様とディユンマクベス・ラィル様。

お2人は元々シェルリィゼ側のロミェットになるが、デマレ・ノゥジェルド暗殺に後、シェルリィネ様がマルクス様ラニェットを引き取って育てている。

わかっている情報としてマルクス様のオフェルニアンは帝圀の優秀な研究員で、次代ロヮイェに1番近いのはマクベス様のオフェルスタ側のロミェット、アレクシィジェルマン・ラィル様だ。

マルクス派、マクベス派、そして近頃…勢力をつけて来たジェルマン派。おそらくジェルマン派の者の仕業と私は考えている。

いろいろこちらで推理し、考察した結果、お前にはジェルマン派を探る為、リュクス・ノゥジェルヘ潜り込んで欲しい。

お前が噂通りに何でも解決してしまうのら…ジェルマン派の動向を探り、呪いについてもわかれば…尚良い。

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