第13話

進撃のWコウジ13


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「せいや、粗品、ようきたな。」


「今田さん、僕たちに大事な用事って何ですか?」


「それはヒガシノリから説明してもらう」


「よう、霜降り、お前らを見込んで頼みがある。ウクライナの人々を笑かして欲しい。」


「無理難題!」


「その調子や、粗品。」


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「粗品です!」


「せいやです!うー!」


「さて、勝算あるんか?せいや!」


「マグロの寿司大食いしよか?」


「ええよ。」


「あかんやろ!つっこめや!」


「もう、そういう次元ちゃうねん、正解が見えなさすぎて吐きそうや。」


「せやな、テンパってる俺ら見て笑ってもらおうや。」


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「ヒガシノリ!昨日の霜降りチューブ見たか?せいやとうとうワンピース全ページ模写始めたで!?」


「狂ってもうとるやないですか。」


「横で粗品タクトふっとったで。」


「狂ってもうとるやないですか。


「久しぶりに腹抱えて笑ったわ。アイツら天然やん!」


「狂人が一番笑えますからね。」


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「ちゃうねん!バッハを超えるのは俺しかおらんねん!」


「尾田栄一郎倒す方法わかったぞ粗品!」


「他人の聴覚に侵入して音楽を感じさせる、超音楽を編み出すんや!初音ミクでバッハを超える!」


「粗品!尾田栄一郎よりうまなったぞ俺!」


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「今田さん、何わろてんですか。」


「いや、ヒガシノリ、笑うやろコレは。2人とも完全に発狂してもうてるやん。」


「あきません、狂った人間をわろてはいけません。」


「せやかてヒガシノリ!こんな大規模に人間が発狂してる様ライブで大公開してる前例ないやろ?笑うで。」


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「せいや!どないしてん!お前尾田栄一郎先生に勝ってもうてるやん!せいやのほうが上手いでこれ!」


「粗品こそ初音ミク極めてもうてるやん!こんなんもう人類の歴史上最高やで!」


「なんでスタッフ、カンペで服着ろとか書いてるんやろな?」


「不思議やな、俺らの裸こんなにええのにな?」


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「ヒガシノリ!この動画俺のお笑い芸人人生でも一番笑えるわー!」


「今田さん、いけませんよ。狂人を笑ってはいけません。霜降りの2人にも肉親がいるんですから。こんな動画流されたら次の日から街歩けませんよ?」


「あー、おもろー。アホやわコイツらー。」


「いけませんよ?」


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「今からウクライナの人笑かすぞせいや!」


「せやな、真理と一体化したワシらに不可能無いからな!粗品が気付いてないだけで俺もうパラレルワールドに自由に出入りできるようになっとるからな!」


「やるやん!俺は時間停止しかできんわ。」


「隣の並行世界、平和やったで!」


「ええのう!」


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「おい!ヒガシノリ!霜降りの2人にハリウッドから映画化オファー来とるぞ!?生配信中に発狂するお笑い芸人のドキュメンタリーやって!最高やん!」


「感心しませんね。僕そういう邪悪な笑いは時代的に不味いと思いますけどね。」


「何をいうとんねん!コレこそが今どきの笑いやんけ!」


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「ナイストゥーミートゥー、シモフリ、ミョージョー、サン。ハヤク、ゲンキニ、ナッテ、クダサイ。」


「おーい!粗品ー!せいやー!お前らゼレンスキー大統領笑かすんじゃなしに心配させとるぞー!まだまだやのー!大丈夫やー!岡村が頭おかしなった時も大丈夫やったし、ゆっくり休んどきー!」

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