名前をつけて(詩)

突然、降り出した雨


傘を忘れて立ち尽くす私


ほんのちょっとの悲しみに


名前をつけて保存して



いつも通りの通学路


君が私の前を歩いている


ほのかな胸のときめきに


名前をつけて保存して



空を見上げてふと思う


今日も私は私のまま


自分でいられる幸せに


名前をつけて保存して




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