目が覚めたら... おい、俺はコウモリか？

第5章：

目が覚めたら...ええと、僕はコウモリ？

第5章：

"助けてイエス様！" [ギイイイイイイイイイイイイイイイイイ]

もう最速までスピードアップした、つもり。 足も腕もこれ以上速く動かせない。 ペースが上がらないのは予想できたことで、今と同じ速さで動けることがすでにすごすぎる。

今にも死にそうな新生児なのだ。

ああ、ため息が出る。 もうため息しか出ない。 私は今、生き残るために最善を尽くしているが、あの巨大な大きさ、スピード、そして決して小さくはない小さなドラゴンの踏みつけを見るだけで、身震いしてしまう。

私は彼から遠く離れているが、彼はずっと近くにいる。 もし私の後を追っているのが父親だったら、今頃どうなっていたか想像もつかない。 幸い、息子だけだが......。 よかった！！ もうここから逃げる方法は残っていない。 日の光は強いし、ドラゴンの囮になって、ドラゴンに引き裂かれる前になんとか逃げ隠れできる。 とにかく、どこへ行っても平原がないことを祈るしかない。郊外に出た瞬間、私は死ぬだろうから。 あと、追跡魔法とかがないことを祈るよ。

魔法があるなんてまだ信じられない。幻想的で信じられないものだ。 あのドラゴンのように魔法を使ったり、お父さんのように口から稲妻を放ったりできたらいいんだけど......。 なーんてね。 そんなことは絶対にない。 そうなってほしいとは思うけど、無理だろうな。 とりあえず、生き残ることだけに集中しよう。あのクソドラゴンは、私の後を追うのをやめるつもりはないのだから。

運が悪い、運が悪い！ 彼はかなり厄介だ。

彼の動機がいまだに理解できない。 私はただのコウモリなのに、まるで私が最大の獲物であるかのように追いかけてくる。 でも、そんな存在にかかとを触られるなんて......。 それだけだ！ それだけだ！ もう何も残っていない。 私は生まれ故郷を去ろうとしている。 今こそ、この執拗なドラゴンから逃げることに全力を注ぐ時だ。

ふぅ、光が強すぎて何も見えない。 私の目は完全に見えなくなっている。 唯一見えるのは、白っぽい黄色い強い光だけだ。

あー、ドラゴンが来る前に早く動かないと......。

私の目が見えなくなった。 今はよく見えるけど...。 なんでこんなに変なんだ？ 空は水色で真っ白で、うっとりしてしまう。 どうりで、見るのを止められないわけだ。 とても水色で、きれいで明るい。 雲ひとつない。 "美しい"。

いやいや、こんなことで浮かれてはいられない。 私は数歩前へ歩く。

"自分が見ているものが信じられない"

最後の岩の後に続くのは、キャンディフロスのような真っ白な地面だ。

これはどういうことなのだろう？

なぜ白いのか？

どうすればいいんだ？ どうしたらいいのかわからない。地面が白くて、全体がこんな風に支配されている自分よりもずっと大きな平原のように見える。

困った。 こんなはずじゃなかった。

...

くそっ、くそっ、くそっ、くそっ！ ドラゴンがどんどん近づいてくる。ここから脱出する方法を見つけなければ。

え？ わかったぞ！！！！

見渡す限り広がるあの白いものは、実はたくさんの雲が一緒になったものだ。

もちろん、だから地面があんなにフワフワに見えたんだ。

もしそうだったら、僕は最悪な方法で落ちて死んでいただろうから。

わあ・・・考えたら寒気がしてきた。

でも、マジメに言えば、僕は大ピンチなんだ。

ドラゴンが私の背後から殺しに来るし、目の前には落下地点がある。

しかも、雲の上にいるのなら、私は相当な高さにいるわけで、それだけでもこれは非常に危険なことだとわかる。

まったくもう！ 私の心は決まっているが、身体はそれを信じることができない。

飛び降りるしかない。

跳べば飛べると精神的には確信しているが、思い切って飛び込もうとすると体が震える。

飛ぶ練習がまったくできない。 それよりも、ドラゴンが遠くにいるかどうか、少しでも翼を動かせるかどうかを確認しなければ......。

首を回す。

巨大な腕が向かってくる。

そんなはずはない！

どうやってこんなに早くここまで来たんだ？

その手の一本に捕まったら、私は大変なことになる。

ほんの数歩でも後退しなければならないが、すでに斜面にいる私がそんなことをしたら転んでしまう......。

彼の巨大な手が私の周囲をすっぽりと包み込む。

もはや彼の姿はまったくない。 私を捕まえようとしている。 もう逃げられない。

もう捕まる!

捕まりたくない!

死にたくない!!!

...

え？

えええええええええええええええええええええええええええ？

ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ？

私は無意識に数歩後ろに下がり、雲を踏んで転んだ。

怖いーーーーーーーーーーーー！

怖いーーーーーーーーーーーー

高いところから落ちてくる！

助けてくれえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

-続けて