第68詩「振り子」こころ

 振り子がゆれる 時計の秒針と共に

 私はまだここにいるのに

 あなたは私を置いて行ってしまう


 どんなに息を切らして追いかけても

 私を置いて行ってしまうのね

 お願いまた会いたいの 切ない願い抱きしめても

 私は、私はあなたと同じ人でいたいの


 人としての権利が欲しい

 振り子がゆれる 時計の秒針と共に

 秒針と同じように私もあなたと歩幅が重なる時が来るのかな

 我慢なんてもうしたくないの もう何も考えないでさけびたい


 私だって、私だってあなたと同じ人なんだとさけびたい

 他人みんなと違うのがなんだというの?振り子のように

 秒針のように規則的に生きているだけの時計にはなりたくないよ

 いいでしょ?私だってあなたと歩きたいんだよ


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