第21詩「男爵と呪いの竜」恋愛詩

 月に花 花に星その手に光を

 かぐわしいその香り

 真珠の花よ

 ビロードマントひるがえし

 男爵バロンは戦いにおもむく


 我が恋人はいずこ 剣を取り

 どんなけわしい道も切り開いて

 いとしい人を取り戻そう

 安息の地を取り戻すため

 暗黒の飛竜さがして

 今日も旅を続ける

 若きバロンよ けだかいその魂で


 月に花 花に星その手に愛を

 あなたは呪いを受け

 竜になってしまった

 破魔はまのつるぎ 妖精のなみだ 


 バロンのくちづけだけが

 元に戻すカギ 扉を開け

 いばらの城 バロンの愛馬

 とばせ あの山まで


 生か死か必ず救ってみせる

 氷の心臓溶かせ 突き立てろ

 この命なげうっても

 あなたは私のすべて

 飛竜ひりゅうのほうこうが聞こえてくる……


 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


「挿絵・「男爵と呪いの竜」・AIイラスト

 https://kakuyomu.jp/users/ca8000k/news/16818093074101183025

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