たんぽぽの水車を作る子供らは


 たんぽぽの水車を作る子供らは 黒くなる手を気になどしない



 たんぽぽが咲く季節ですね。


 あの茎は筒状になっているので、5,6センチに切って筒の両端を八つか四つに割いて刷毛はけ状にし、筒の空洞に細い草の茎を突っ込んで、小川の流れに沿わせると、あら不思議、茎の両端がパーマをかけたようにクルクル巻かれ、茎自体が水を受けて回るので、まるで水車のようになります。


 これ、一体、誰が考えたんでしょうね。私が子供の頃には、近所の大体の子供は知っていたと思います。


 ただ、一つだけ問題なのは、タンポポの白い汁って、手に着くと黒くなってベタベタして来ると言う事。


 でも、水車を作るのは本当に楽しくて、動くのも面白くて、子供の頃は手が黒くなることなんて全然気にしてませんでした。その手であちこち触って汚しては、親に怒られてはいましたが。



2024/5/15

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る