49. 丸い葉と 錆びたフェンスと 蕗の薹

 

 丸い葉と びたフェンスと ふきとう



 前にこのコラムで書いた「鳥空とりあき地」でのこと。


 普段は木の枝ばかり見ていて、あまり注目しない足元の方を見て見たら、破けた古いフェンスの隙間から、手のひら位の小さい丸いふきの葉が、若々しい緑色で地面を覆って居るのが見えたので、もしやと思って目を凝らして見て見たら、さらに淡い緑色の若いふきとうが、ちょこんと顔を出していました。


 ふきとうって、当たり前だけどちゃんとふきそばから出て来て、本当に「ふき」の「とう」なんだなって思った事と、ふきの葉ってもっとずっと大きい葉のイメージが有るんだけれど、春先ってまだこんな小さいんだ、って思いました。葉も可愛いものですね。



2024/3/15

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