2024.2.1 夢のアイテム

 よくよく考えたらこの日記は2024.11.20目指してやっていくものなので、タイトルに「2024」と付けるまでもなく始まりから終わりまで2024年なんだな、と思いました。でも今まさに更新されている内は2024年だと分かっても、これが来年以降になるといつのものなのか分からなくなるので、やっぱり要るのかもしれない。


 さて、昨日は何を書けば何を書けば……と頭を悩ませて、結局特にテーマの無いものを書きましたが、投稿までして寝るぞという間際、実はその日書こうと思ってたネタがあったことに気付きました。以下に問を投げます。


 道具、という概念に対し、何を思いますか?


 Toolと言えば物質的な道具、あるいは手段や規則、方法論といった観念・非物質的なものまで含め、身体性や何らかの能力を拡張する何かしらであると思います。


 そう定義したとき、拡張性というのは能力の限界を向上させる、不備不足を補うものである一方で、ヒトによる能力の行使に置き換わることで、ヒトが能力を発揮する機会を占有することになってしまうこともあります。計算をするときに何を使いますか?暗算、それより紙・メモ・筆算、それより電卓、それより既存の関数に数字をぶち込むだけにしてあるExcelのシート……どれも便利ですが、どこからがヒトの能力の「発揮」なのか。或いは、スマホを使ってると漢字を忘れちゃう、とか。


 良し悪しは一概には言えないものの、力は使わないことで衰えたり、錆びついたりする。

 なお、この場合の良し悪しというのは上記例になることの良し悪し(=道具を使うことそれ自体)のみならず、退化することへの良し悪しもあるかと思います。便利なものは使えたほうがいいし、便利なものも使わなければ使い方を忘れてしまう。ジレンマと言って差し支えないでしょう。


 僕は仕事でときどき、「◯◯が使いたい!」という方の要望に対しイエスオアノーを答えることがあります。すなわち、条件を満たし必要性が認められた方に対してのみ使用が認められるもの、ということですね。すると、「必要だから」と「必要性を超えて利便性の恩恵を享受することになる」の区別が難しい場面に出くわすことがあるのです。飢えた人がいたとして、食料を分けるのは必要でも、それがステーキやケーキでないといけないのか?という話です。


 便利だから使いたい気持ちはわかるけど、こっちはそれがないと暮らしていけない!って人に認めるのがスジではないかというスタンスを、ときに適用しなければならないわけですね。そんなことがあったときに僕が後から


「◯◯を夢のアイテムだと思ってもらっても困る」


 と言ったら、同僚の数人が、そのワードがツボに入ったらしく、しばらく笑っておりました。


 そして昨晩ふと思い出したのが、そういえば今読んでいる本でまさにそんな(夢のアイテムだとかのワードは出ないが)話をしていたなと思い、読んでいるものが自分の中で活きているのかなと思うと少し嬉しくなりました。本については読み終えたら感想を上げようと思います。とはいえ、まだ500ページ中20ページほどしか読んでないので、いつになるやら。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る