🎬ラーゲリより愛を込めて(邦画)

🎬2022年に公開された本作は辺見じゅん原作の「収容所から来た遺書」を映画化したものです。ちなみに収容所をロシア語でラーゲリというそうで初めは地名だと思っていました。時代は昭和20年。


🎬第二次世界大戦が激化する頃で捕虜となった日本人たちがシベリアの収容所に送られどう過ごして行くのかを描いているのですが、冬場になると零下40度という場所で過酷な労働を強いられる姿はなんともやりきれず胸が痛みます。主人公となる山本幡男を演じるのは二宮和也。ニノはこういう役もうまくこなしますね。


🎬良い演技はニノだけではなく主要の登場人物の誰もが存在感を見せつけてくれます。終戦を迎えても帰国できないまま一人二人と命を落としていく。厳しい環境下の中で繰り広げられる人間模様も見どころの一つと言えるでしょう。そんなことを経ていることもあって終盤にはやはり目頭が熱くなります。二時間強とやや長めですが、良い映画でした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る