🎬死刑にいたる病(邦画)
🎬櫛木理宇の長編サスペンス小説を映画化したものだが、まずこのタイトルが興味を引く。どんな病なのかと。映画は二時間越えで全編に重苦しい雰囲気を漂わせる。連続殺人鬼の残虐なシーンもあるため当然R指定が付く。PG12指定である。
🎬これが生々しく目を覆いたくなるほどでかなりのインパクトがあると言ってもよく、見ていて寒気を覚えるほどだ。ここだけでも病的な殺人鬼を見せつけるには十分だろう。その殺人鬼を演じているのは阿部サダヲ。二面性を持った如何にもといった怪しげな佇まいが見るものを惹き付ける。
🎬特に抑揚があるわけでもないのだが、どんどんその世界に引き釣り込まれていくことで、時間の経過すらも忘れてしまう感じだ。まさにサスペンスならではのスリリングな展開とでも言うべきか。見ておいて損はしない映画なので、じっくり腰を据えてその世界に浸るのも良しだ。淡々としながらも訴えるべきものは多い映画である。
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