🎬グッバイ・クルエル・ワールド(邦画)

🎬こ洒落たタイトルからして邦画というよりも海外を意識しているのではないだろうか。オープニングからの展開もしかりでノリはあちらの映画。ただし、そこに日本らしさが随時漂っていて正直なところ作風的には奇抜さがあって面白いが、どっちつかずの感が緊張感を薄めてしまう。


🎬いわゆる中途半端な立ち位置と言えば分かり易いか。リアルな怖さもさほどでもないので、犯罪や任侠の入門として興味はあるが一歩踏み出せない人にはお勧めかもしれない。演技は悪くないものの、西島秀俊の元ヤクザは無理があるような気がする。むしろそれを頼って来たチンピラの存在感の方が光り輝いていて印象は大だ。


🎬公開は2022年。上映時間は二時間強とそこそこのドラマを盛り込める時間だが、ツッコミどころが多いせいか、見終わった後には不完全燃焼のモヤモヤ感がどうしても残る。怖さ半分、痛快さ半分、つまりは期待も半分程度で見ると楽しめるだろうか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る